2009年08月18日
知立機工も、長い夏季休暇が終わり、今度は年末にむけて再スタートです。
(きっと、あっという間に年末です。)
まだまだ暑い日が続きますが、金属加工、精密加工を行う同業者の方々は、
測定具の管理をどのようにしていますか?
ご承知だとは思いますが、鉄(鋼)は温度差によって伸び縮みします。
ゲージブロックも例外なく伸び縮みします。
温度が1℃上がると1μm(0.001mm)伸びるなどと聞いたことがあります。
ブロックの大きさにもよりますが…。
それは本当か!?……という訳で、実際に実験してみました。
我が社は、ISO9001に取り組む際に、基準となるゲージブロックを購入しました。
この基準ブロックは、三次元測定機と同室(通称 三次元室)に保管しており、
検査等の測定には一切使用しません。(磨耗防止のため。あくまでも基準器)
三次元室は年中、18℃~22℃に保たれております。
この三次元室に保管している基準50mmブロックと、
暑い場所に置いておいた50mmブロックとの比較測定をしました。
測定日:8/18 測定時刻:13時
三次元室の室温:21℃
比較ブロック保管場所温度:30℃
実験の結果、21℃の三次元室に保管しているブロックよりも、
30℃のところに置いておいたブロックの方が、5μm(0.005mm)伸びていました。
この時期の測定具管理と測定誤差には気を付けないといけませんね。
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